石川啄木のイメージカラーを彷彿させる菫がトップから香るシンプルな調香となっております。ミドルには可憐で控えめな花を使用している為、小さな花たちのブーケを彷彿させ傍若無人でありながらもどこか憎めない啄木の愛嬌を感じられます。
<香りイメージ>
トップノート:バイオレット
ミドルノート:ゼラニウム、スズラン、ジャスミン
ラストノート:バニラ、ムスク
金田一京助のイメージカラーを彷彿させる海がモチーフの香りです。
金田一の啄木にほだされてしまう人の好さや優しい一面を花の香りで再現しつつ、海の爽やかさも感じられるユニセックスな仕上がりです。
<香りイメージ>
トップノート:イランイラン、フリージア
ミドルノート:ダマスクローズ、ヒナギク
ラストノート:ジャスミン
第一印象が甘く、女性受けが良さそうな香りはプレイボーイな彼らしい香りとなっています。しかしながら甘ったるいわけではなく、爽やかさも感じられるバランスは嫌味のない育ちの良さと気品を感じられる吉井自身を表現しています。
<香りイメージ>
トップノート:ザクロ
ミドルノート:フリージア
ラストノート:ピオニー
柑橘系の甘さと爽やかさを前面に押し出した香りです。トップのオレンジの香りでイメージカラーの山吹色を表現しつつ、ラストのムスクが野村本人の男くささも感じさせます。しかしながら山吹色のイメージも損なわない様にオレンジの香りが尾を引くような仕上がりです。
<香りイメージ>
トップノート:オレンジ、レモン、ユーカリ
ミドルノート:ブラッカラント、リリーオブザバレー
ラストノート:ムスク、シダーウッド、サンダルウッド
とても清涼感ある香りでありながら、時間と共にゆっくりと甘い香りも漂いだし彼の隠し切れない恋への憧憬も感じられる香りになっております。ラストのムスクやサンダルウッドからは吉井の詩を季久さんへ送った萩原の歌人としての誇り強さと優しさが感じられます。
<香りイメージ>
トップノート:レモン、サイプレス、ネロリ
ミドルノート:ピオニー、フリージア、ヘリオトープ
ラストノート:ムスク、ムバニラ、サンダルウッド
芍薬の香りを使用した大振りの大輪らしい華やかな香りです。花に囲まれた花弁舞う空間、そこで青空から吹く風にほろ酔いの頬を冷ましながら目を閉じ、詩を体の内から溢れ出させる彼の姿を彷彿させます。
<香りイメージ>
トップノート:ベルガモット、グレープフルーツ、ピーチ
ミドルノート:ピオニー、ローズ、マグノリア、バイオレット
ラストノート:バニラ、サンダルウッド
野村とはまた違った爽やかさを感じられる香りとなっております。トップのレモンにて彼の抑えきれない好奇心と溢れる行動力をミドルのローズやピーチで見た目を彷彿するかわいらりさや愛嬌をラストでは彼の鋭い知性や内に潜む才能を表現しました。
<香りイメージ>
トップノート:レモン、ブラックカラント、マンダリン、グリーンアコード
ミドルノート:ローズ、ピーチ、ジャスミン、フリージア、リリーオブザバレー
ラストノート:アンバー、ホワイトムスク、シダーウッド、サンダルウッド
パッケージの"野薔薇"の詩に合わせて、薔薇が強く主張する香りにさせて頂きました。夏という高揚感あふれる季節に、自然の中で他の草花に負けず咲き誇る野薔薇の力強さと恋心を投影するにふさわしい美麗さを感じ取っていただければと思います。
<香りイメージ>
トップノート:ラズベリー、レモン、ピンクペッパーアコード
ミドルノート:センチフォリアローズ、ダマスクローズ、ヴァイオレットリーフ
ラストノート:パチョリ、ホワイトムスク
©2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会