デッカー・アスミの香水が発売されます!
普段からもいろいろな香水を使っているという
デッカー・アスミを演じた谷口賢志さんにインタビューを行いました

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――今日はよろしくお願いします。 当社はアニメや特撮とコラボをした香水を作っています。円谷様のウルトラマンシリーズでも多くの香水を作ってきました。今回は谷口さんが出演されていたウルトラマンデッカーの香水についてお話をお伺いさせて頂きます。 ウルトラマンデッカーと、デッカー・アスミの2種類の香水が発売されます。 ウルトラマンデッカーでも様々な商品展開がされている中で、今回の香水についての感想はいかがでしょうか?

谷口さん 僕はやっぱり、ウルトラマンデッカーはアスミ・カナタがいてのデッカーだと思っています。僕はあくまで未来から来たデッカー・アスミとして登場し、ありがたくウルトラマンにもならせて頂きました。それだけで僕的には十分だったので……おこがましいなと思いつつもやはり、自分が演じたウルトラマンが香水という商品として形になるというのはとても嬉しいです。 今までスーパー戦隊、仮面ライダーにも出演しました。そんな中で少なからず、例えば自分のベルトとか、自分の何々みたいなグッズは色々と出ていたのですが、やっぱり今回のウルトラマンデッカーに関しては「僕の」「僕専用の」というのはあまり存在していませんでした。 もちろん、当たり前ではありましたが……。 それでも、それでいいと思っていたので、やっぱりこうやって、僕専用というか、僕が演じていたデッカー・アスミの香水が出るっていうのは、めちゃくちゃ嬉しいです。(笑) あの、よく許していただいたというかありがとうございますっていう。

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――未来からやってきたデッカー・アスミの香水が発売されます。パッケージには谷口さんの写真がデザインされています。今回の商品を見て率直なご感想をお願いします。

谷口さん いやもう、最高ですよ。最高です! よくぞここのシーンを選んでいただきました。未来に帰るときの顔と、それともちろん戦っているときの一番の顔を選んでくれて、まあ、センスがあるなと思っております。有難いです、本当に。

――円谷プロの担当の方に、デッカー・アスミの香水で谷口さんの肖像(写真)を使ったパッケージデザインを作りたいと半ばダメ元でご提案をしましたが、承認を頂いた時はとても嬉しかったです。

谷口さん そうですよね。いや、本当に嬉しいです。 だけどね、普通にその……僕が演じた、ウルトラマンに変身する前のデッカー・アスミで香水を作ってもらえるなんてもう光栄でしかないというか、もう有難いですね、本当に。

――後にも先にもこういった、光線ポーズの俳優さんの肖像(写真)を使った商品は今回が最初で最後かもしれないです。

谷口さん 少し話は逸れますが、実は撮影時に監督の強い意志もあり、ウルトラマンデッカーでは光線ポーズはアスミ・カナタよりも僕が先にやったんですよ。 僕は知らないでやっていたんですけど、僕がやっているのであれば松本(大輝)君も当然やっていると思っていたら……はい、全然やっていなかったという。撮影現場でも悔しがっていましたからね。アスミ・カナタが。(笑) 「なんで谷口さんが先にやってんのよ~!」って、もう。(笑)

――そのエピソードをお伺いすると今回の香水についてもアスミ・カナタが悔しがるかもしれないですね(笑)

谷口さん そうそう、ものすごく嫉妬した目で睨んでいましたよ。(笑) 今回の香水を見たらまた嫉妬するんじゃないですか。(笑)

――ウルトラマンデッカーの香水も同時に発売されますが、デッカー・アスミの方は谷口さんの写真を使っているので、商品の見方としてそこの差はすごく大きいと思います。

谷口さん たしかに……。アスミ・カナタとしてはないんですか?

――アスミ・カナタとしてはあるんですけど、ウルトラマンデッカーの香水になります。

谷口さん そっか、さすがにカナタの香水ってわけじゃなくてウルトラマンデッカーの香水なんですね。それはまた……いや、冗談ですけどね。嬉しいです。 例えば、僕の家に泥棒が入ったとしたら、「ここはおもちゃ屋さんか?」とびっくりするぐらい自分が出演した作品のグッズがたくさんあるんですよ。 もちろんウルトラマンデッカーのグッズは全て買いましたので、この香水も飾らせて頂きますし、もちろん使います。

――香水、一生分ぐらい差し上げたいと思っています。

谷口さん いやいや、うれしいですね。 やっぱり、なんかこれたまたまなんですけど、僕、何年ぐらい前かな、15年、20年前くらいからか……。役によって香水を変えるというというのをやり始めたんですよ。演じる役によって。 だからまさにこの企画ともマッチしているなと思うんですよ。やっぱり香りって人の記憶とか、もしくは会った人の記憶もそうですし自分の記憶もそうですけど、残りやすいじゃないですか。どうしても。やっぱあの香りがすると初恋の人を思い出す、みたいな。

――ありますね。

谷口さん あるじゃないですか。全部、嫌な香りもそうなんですけど。 って考えると、この香りをつけるとこの役になれる、みたいな感覚がやっぱりあって。なので僕は香水が好きで。この役にはこうって。 最近はこの雰囲気の役にはこの香り、みたいな部分にもなってくるんですけど、まあ……なんか「あまり香水を変える男は良くない」っていう通説もあるので、あまり言わないようにはしてるんですけど。(笑)今回の企画を聞いた時に、まさに僕のいわゆる役者の考え方とマッチするというか。これをつければ、デッカー・アスミの気持ちになれると思いました。

――谷口さんは、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズにも出演されて、ウルトラマンにも出演されて全特撮を制覇したと話題にもなっていました。デッカー・アスミの出演が決まったときの心境はいかがでしたか?

谷口さん これ本当にその、二つ要因があるんですよ。過去に撮影全部して完全に撮影までしたのにお蔵入りになったCMがあった経験と、台本をいただき、衣装合わせもし、もう来週から撮影だ、っていう前に出演がなくなった連続ドラマ、っていう経験があるんですよ。2回。だから、ウルトラマンへの出演が決まったときの喜びがないんですよ……。 もう全部撮り終わって、編集もして撮り終わってはじめて流れて、それがみんなに見てもらってから「よーし、やった!俺ウルトラマンなった!」みたいな感じになったんですよ。 どうしても信用できなくて。(笑)

――実際に放送されるまで信じられなかったですか?

谷口さん 大丈夫だよね、いけるよね、みたいな、本当にその感じがあって。それでも当然、嬉しいんですよ。けどここで「ダメダメ!賢志、喜びすぎちゃだめ。もしかしたらどうなるかわからないから」みたいなのがずっとあって。(笑) だから当然その撮影現場でもウルトラマンになった瞬間とかインナースペースに入れた瞬間とか、松本(大輝)君に会って一緒に演技をした瞬間、イベント行ったり……色々あるじゃないですか。そういうのもめちゃめちゃ楽しいんですよ。ちょっと早く俺がウルトラマンだってなってくれ、放送してくれみたいな。早く変身してくれ、みたいな。(笑)

――初登場は14話でしたね。

谷口さん もう本当にうずうずしていました。撮り終わってから放送まで時間あるじゃないですか。ウルトラマンになったって言いたい、早く言いたい、もう確定したい、みたいな。(笑)

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――それでは実際にデッカー・アスミの香水を試して頂いてもよろしいでしょうか?

<香水を試して> 谷口さん なんか、ムスク系というか、大人っぽい香りですけど、それだけじゃなくて、つけやすい、人を惹きつけるみたいな……。だから、男の人だったらモテそうな香りですよね、本当に。 これ本当にいい香りだと思います。 やっぱりこの、スコッと鼻に残るというか、普通の香りじゃない独特の感じなので、未来で戦い続ける大人の男の苦しみとか色んなものが混ざっている香りなんだけど、届くものはとてもスコッと届く、すごく爽やかな。 香水の中に物語がちゃんとあるというか……作ってくれてありがとうございます。

――では、こちらはご先祖様にあたるデッカーの香りです。同時発売のウルトラマンデッカーの香水の方も試して頂けますか?

谷口さん ……ああ~!(笑)……カナタっぽい!(笑) でもこれもこれでやっぱ複雑な匂いですね。とってもなんか、ただの若者って感じじゃなくて、そこにウルトラマンを背負っている思いも入っている感じ、独特の香りですね。

――カナタの純粋な、あのまっすぐな気持ちというか。ああいう性格がグレープフルーツのシトラスノートで香らせていて。グレープフルーツの苦みとかがウルトラマンになった苦悩というか、そういうのを感じてもらえたらと思っています。

谷口さん たしかにそうですね。本当にカナタっぽい。芸術ですね、香水も。

――今回、ウルトラマンデッカー、デッカー・アスミの2種類の香水を試していただいて、撮影当時デッカー・アスミがこういう香水をつけて、さっきのスタジオの話じゃないですけどこの香水をつけてデッカー・アスミになる、みたいなそういうイメージってわきますか?

谷口さん わきます、わきます。だから逆に言うと、もう先に欲しかったですよ。やる前に。(笑)やる前に、衣装と一緒に置いておいてほしいです。香水を。(笑) こういうパッケージ作ってもらえると、うん。けど、逆に購入してくれた皆さんにはそういうのを感じてほしいなと思います。まさに僕が思っていたような香りだし、未来だし、もちろん、未来も戦いは続いているので激しかったりもするだろうと。 でもそんな中でみんな笑って爽やかさを忘れずに生きている、みたいなイメージとぴったりだし。もう、これをつけたらデッカー・アスミの気分になってほしいなとは思いますね。

――今回のデッカー・アスミの香水は普段使いできそうですか?

谷口さん 全然できますよ。逆にしてほしいです。ウルトラマンの香水を買われる方の男女比とかちょっとよくわかりませんけれど……是非、男の人につけてほしいな、モテてほしいな。(笑)

――これつけたらモテますか?

谷口さん 本当にそうで。もちろん香水はつけすぎとかつけている方が苦手って方もいらっしゃいますけど、清潔感というか、香りって本当に人のイメージが重要なので、やっぱりいい香りしてる人ってね、いい人だなあって思うから、ぜひこれはおすすめ。本当におすすめ。

――ウルトラマンデッカーの香水、ご先祖様の香りはいかがでしたか?

谷口さん ご先祖様か。 (笑) ウルトラマンがモテたいモテたい言うのはあんまり良くないかと思うんですけれど、これは若い人がつけていても格好いいな、逆に、俺のほうも。 カナタの方も大人がつけていてもいい香り。俺がつけていてもいい香りかもしれないですね。2つとも季節関係なさそうですね。オールシーズン使えると思います。

――9月の12日に発売となりますので、発売したらぜひまた現品をお届けしたいと思っております。

谷口さん 無茶苦茶売れてほしいです。嬉しいな。このパッケージはとても嬉しいです。最高ですよ、このボトルも可愛いし。

――最後にウルトラマンデッカーのファン、デッカー・アスミのファンの皆様に向けて一言お願いします。

谷口さん ウルトラマンデッカーは、皆で頑張って作り上げて、それを率いたのは(松本)大輝なので。僕が言えることはあまりないんですけれど。 放送中、イベントとかも含めですけれど、出番は数話でしたが、本当に多くの人がデッカー・アスミを覚えていてくださっていました。そして、いろんな方から「ウルトラマンになってくれてありがとう」っていう言葉を頂きました。 僕をヒーローにしてくれたのは見てくれている皆さんのおかげだと思いますし、応援してくれている皆さんのおかげなので、これからも皆さんの応援、期待を裏切らないようにウルトラマンデッカー、デッカー・アスミを背負ってこれからも生きていきますので、何卒よろしくお願いいたします。本当にいつも応援ありがとうございます。香水、買ってください!(笑)

©円谷プロ